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目次
BOYZ N THE HOOD
こんな時代だからこそ見るべき映画
格差
人種差別
笑えない状況ですよね
だからみましょう
ボーイズンザ・フッド
・アメリカにはゲットー(貧困エリア)という区域があり、法も秩序も通用しないこと
・黒人差別が言われているが、黒人同士もいがみ合い協力できていないところ
・現状を変えられない世界で生きる人と、我々のように平和に幸せに暮らしているという環境の違いを感じること
・この映画化から得られるもの
アメリカのギャング映画の最高峰(個人的には)
なんでかって?
メッチャかっこいい
服装
車
オールドスクール
当時はそれが先端だと思ってたんだけどね
日本で有名な役者でいうと
マトリックスのモーフィアスが若くして出てる
主人公の親父役ですけど
あと主人公のマブダチが
アイスキューブ
子供達にはわからいだろうけどラップスターだよ
たまに車で曲を流してるけどきっとわからないだろうな・・・
俳優はさておき
内容
主人公のトレが、ロサンゼルスのサウスセントラル地区からコンプトンに引っ越してからがメインの物語
黒人ゲットーの人間模様
深刻なアメリカの格差を浮き彫りです
ギャングの抗争に巻き込まれる親友
仲間との友情
黒人同士のいがみ合い
とどめの警察官によるいじめ
もろに今のアメリカ社会の内容にかぶります
主人公のトレがアイスキューブが演じるダウボーイとリッキーという兄弟と出会う
これが運命の出会いで、トレとリッキーは割と真面目でダウボーイがギャングになっていくお話
・アメリカにはゲットー(貧困エリア)という区域があり、法も秩序も通用しないこと
アメリカって世界で最も裕福な国だよね?
メジャーリーグやセレブの映像を見る限り、華やかな生活がみられるよね
自分も米国株式投資しているから、アメリカの裕福さや規模の大きさはいつも感じているよ
そうやって上辺だけ表の世界しか見ない生活していると、アメリカの貧困区域、ゲットーの姿を時々忘れてしまう
だから自分はたまにこの映画を見るようにしている
このようなゲットーの真実を描く映画を
ゲットーでは日本のような法の秩序は全く通用しない
現地の強き者(武器や権力を持つ人間)が法なんだ
自分の属するグループ以外はすべて敵だ
自分の正しい信念なども持てない
家族全員に危険が及ぶ
格差社会の本質
映画を通じて世界の格差社会の本質をえぐり出している
貧しいエリアで生まれ貧しい環境で育った人は、決して貧困層から抜け出せない
教育を受けたくてもお金がない
医療を受けたくてもお金がない
周りの友人家族は、ギャングなどまともな生業に従事している人はいない
そうなれば、そこから這い上がることはできない
ここで父親として息子に言いたいのは、いかに君の生育環境が恵まれているかという事
君が日本に生まれる確率
君が日本に生まれる確率はどれくらいだろうか?
君はいわゆる先進国という比較的裕福な国に生まれている
すごい恵まれているんだよ
世界の人口は77憶人
先進国という恵まれた国に生まれる確率は約15%
先進国の中でも日本に生まれる確率は1.6%しかない
そもそも今この時代に生まれること自体が4億分の1という確率
この日本という土地に生まれて、過ごしている現実にもっと目を向けるべきだ
世界幸福度ランキング
日本は世界幸福度ランキングで2020年62位
world happiness report2020
先進国では最低レベル
このような恵まれた国、日本においても人々の幸福度は低いようだ
恵まれた環境下では、普通のことが幸福に感じられないらしい
この映画の登場人物を前にして、自分の暮らしは幸福度が低いと面を向って言えるだろうか?
自分は言えない
少なくとも自分は、警察官に不当に扱われることもないし、友人がショットガンで射殺されることもない
些細な争いごとがあっても、ほとんどが意味もなく、生命の危機に瀕するようなトラブルはほとんどない
そんな暮らしで何が不幸なのだろうか
君には今の自分の暮らしと他人の、自分とは違う苦境の中の暮らしぶりがある現実を、映画の中から感じ取ってほしい
まとめ
結局貧しい人は貧しいしい人同士では
助け合えないじゃん
成り上がりとかないし
みたいな
現実見せられる映画
アイスキューブが言います
『なんで世界はこの現実を見ようとしないんだ!俺たちの現実を!』
そう
社会は本質的に臭いものには蓋をしてきている
その蓋を開けるきっかけをまさに
今回
一部の警察官が開けたってこと
こんな迫害、差別は日常茶飯事
それをみんな訴えたいんだと思う
というのが感想ですが
本質的にこの映画はかっこいい
今のBboy達の基礎の基礎
アイスキューブのレイダースの帽子とか
あとインパラのローライダーなんかもう見れないからね
時代描写を見るうえでは当時の服装や車などを見るのも、当時のストリートを描いている映画は面白いかも
Think clearlyからもらう人生のヒント
ボーイズンザ・フッドを見て、ゲットーの現状に嘆いて何もできない姿ばかりを目の当たりにしてきたが、現状を打破してよい人生を歩むための方法はないのか考えた
特に君たちの環境でより良い人生を切り開いてほしいので、将来に目にしてほしい本がThink clearlyである
心の引き算をしよう
あなたが右手を失ったと想像してみよう。今度は左手も失ってしまった。今度は視力まで失ってしまった。あなたはどんな気持ちがするだろう。
Think clearly 心の引き算をしよう
この状況を想像してみて、自分はどれくらい今の人生に幸福を感じるのかを説いている
フォーカシングイリュージョン
フォーカシングイリュージョン現象とは、人生において重要な要素に思えても、実際にはそれほど重要な事柄ではない。
この現象に惑わされてはならない。
この考えはノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが論文で発表した内容でThink clearlyの中でも紹介されている
要は、収入や特定の物などが幸福に直結しないこと
こうすればよっかった、ああすればよかった
この地域の出身だからとか、こういう境遇だから
そういう風にありのままの自分の置かれた環境を多くの人が受け入れられずにいる
そういった環境で人は価値のない幸福に対して過大な評価を下し無意味にそれを手に入れようとする
そうではなく、今ある環境で幸せをしっかり感じ取る感性を養ってほしい
またこの本にはより良い人生を送る52の考え方を示しているので、しっかり読み込んでほしい
コメント
黒人ゲットーの人間に公平に付き合って難しいですか
こんなのこと…